トラットリア・アグレステのブログ

茨城県石岡市のイタリアンレストラン

特別企画のご案内。

こんにちは。

 

お盆休み初日、はっきりしない天気ですが、涼しく過ごしやすい1日になりそうですね。

(writer/tは娘にせがまれ、ラッシュをかいくぐり宇都宮動物園にやってまいりました)

 

今回は、アグレステ特別企画のご案内です。

 

題して

シチリア島直輸入ワインとシチリア料理を楽しむ会~ 

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アグレステスタッフが早春に訪れたシチリアの魅力を、皆様に存分に感じていただきたく企画致しました。

 

ゲストトーク、パネル写真展、そしてシチリアワイン&料理での晩餐、と盛り沢山の内容で五感をフルに刺激します。

 

2017.9.2(土)

17:30~20:00(受付17:00~)

お一人様 6000円

 

詳細はスタッフ迄、お気軽にお問い合わせ下さい。

 

 

※ゲストの御一方、清水健一さんの著書をご紹介します※

「ワインの秘密」(PHP

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「ワインの科学」(講談社

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 健康効果が注目され、年々消費量が増えているワイン。その秘密を、農学博士でもあり醸造技術者でもある清水さんが科学的に紐解きます。

 

ご一読下さい!

 

〈writer/t〉

 

大きなお客様ご来店。

こんにちは。

 

ひりつくような暑さがこたえますね。

夏も本番。

お盆を前にノスタルジックな気分に浸っているwriter/tです。

 

さて今回は、先日ご来店くださった大きなお客様をご紹介。

 

アグレステ史上最大、ボルゾイのアルテア君です。

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ボルゾイはロシア原産の超大型犬(写真を見れば一目瞭然ですね)。

ロシア語では「俊敏」を意味するとのことですが、アグレステではその気品溢れるしなやかな体をゆったりと横たえ、のんびりとくつろいでいただきました。

 

↓こちらはアルテア君のお母さんひめちゃん

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当ブログに愛犬の写真を掲載したい!という飼い主の方は、スタッフまでお問い合わせ下さい。

 

〈writer/t〉

長崎県産 魴鯡入荷!!

こんにちは。

 

シェフの大洲です。

 

魴鯡と書いて読める方はそういないと思います。

ホウボウと言われれば分かる方もいらっしゃるかもしれません。

 

長崎県産のホウボウを入荷しました。

頭が大きく食べる部分が他の魚に比べて少ないとはいえ、アラから美味しい出汁がでます。

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立派なホウボウなので丸ごとアクアパッツァにしようと思います。

アラからも出汁が出て美味しいスープが取れます。

鯛に比べて上品ですっきりとしたスープになりました。

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先日、夜のコースをご使用いただいたお客様に提供しましたが、皆さん声を揃えて『美味しかった!』と言っていただけました。

料理人としては、手間のかかる仕込み作業も、お客様にそう言って頂けると全て報われるものです。

一般に来られたお客様にもご案内できるよう、本日のおすすめメニューにも組み込みましたので、是非お試しください。

 

 

皆様のご来店をスタッフ一同、心よりお待ちしております。

 

2017夏 新メニュー

こんにちは。

 

シェフの大洲です。

 

梅雨もようやく明け、猛暑の季節となりますが、お元気でいらっしゃいますか。

 

さて、本日は2017夏の新メニューの紹介をさせて頂きます。

 

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パスタは

『生雲丹をのせた焼き茄子のフェデリーニ

濃厚な生雲丹と焼き茄子の香ばしさ。生海苔と蜆・昆布出汁のうま味が三位一体になった夏にぴったりの冷製パスタです。

 

ピッツァは

スカモルツァと夏野菜のピッツァ』

スカモルツァ・アッフミカータ、サラミピカンテ、豚肉のテリーヌ、ほのかな酸味とハーブ香るトマトソースでまとめています。

スカモルツァ・アッフミカータとは燻製したモッツァレラチーズ、サラミピカンテはピリ辛のサラミで、燻製の香りと辛味が食欲をそそります。

 

『ピッツァ・アグレステ』

毎年恒例となりました。

他にないアグレステらしいメニューをと考えた末に、県産小麦と県産米粉の生地に合う、自家製味噌だれと香り高い野菜をふんだんに使ったピッツァが完成しました。

和のハーブ(大葉、茗荷、三つ葉、山椒)を使っています。

 

今月は3品の新メニューに加え、厚切りベーコンと玉ねぎのジェノバ風ピッツァも加わり、ランチメニューのラインナップも増えました。

初めてのお客様も、何度かご来店頂いているお客様も満足して頂けるかと思います。

 

 

皆様のご来店をスタッフ一同、心よりお待ちしております。

 

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自家製セミドライトマト。

こんにちは。

 

シェフの大洲です。

 

本日は自家製のセミドライトマトについてお話しします。

 

まずドライトマトとは、簡単に言えば水分を抜いたトマトです。

水分を抜く事により、トマトの甘み・うま味が凝縮します。

調味料として使う事もでき、イタリアンには無くてはならない食材です。

 

では、セミドライトマトとは?

完全に乾燥しきっていないトマトです。

簡単に言えばフレッシュトマトの良さとドライトマトの良さを掛け合わせたものがセミドライトマトとと言った所でしょうか。

完全なドライであれば水分が無いので常温保管でも問題ありません。

ただセミドライトマトですと水分があるので、酸化・腐敗が進みます。

保管は冷蔵で、煮沸した瓶にひたひたのオリーブオイルに入れる事により、酸化・腐敗を遅らせる事ができます。

 

では作っていきましょう。

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ローストする前のチェリートマト

 

材料はいたってシンプルで、チェリートマト、オリーブオイル、にんにく、お好みのハーブのみ。

トマトをカットしてオーブンにいれ、低温で23時間ロースト。

セミドライなのである程度水分が抜ければOK

更に天日干しするとうま味が濃縮。

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あとは室温で冷まし、煮沸した瓶にセミドライトマト、にんにくを入れ、ひたひたのオリーブオイルを入れれば完成。

パスタに和えたり、ピッツァ・パンに乗せたり、サラダに乗せたりと使用頻度は様々。

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ご家庭であれば、冷奴・納豆・うどんなどとも相性がいいですね。

イタリアンな手軽に出来るおいしい常備菜としてご家庭にいかがでしょうか。

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初夏

こんにちは。

 

シェフの大洲です。

 

吹き抜ける風がなんとも心地よく感じる今日このごろ、いかがお過ごしでしょうか。

 

ここ2、3日最高気温が30度になると予報がでており、今日はまるで夏日のようです。

暑さが続くと夏バテ・水分不足になりがちなので、水分はこまめに補給するといいですね。

 

さて、5月に入り初夏となりましたので、アグレステも初夏メニューになりました。

パスタは『つくば鶏と焼き野菜のトマトソース・スパゲッティー』

オリーブ、ケッパー、数種類のハーブを使った酸味と少し辛味のあるトマトソース。つくば鶏と季節野菜本来の味をお楽しみください。

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ピッツァは『塩麹の漬けた鰆と長芋の和風ピッツァ』

塩麹に漬けた鰆はふっくらし、長芋の食感と相性が良いです。山椒と大葉の爽やかな香りが食欲をそそります。

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鉾田で採れたメロンを使った100%メロンジュースの販売を始めました。

完熟メロンをそのままジュースにした贅沢な一品。

氷を溶かしながら飲むのも良し、氷が溶ける前の濃厚なジュースを飲むのも良し。

現在はクインシーメロンを使っており、仕入れによって品種は異なりますが、

その日の一番おいしい品種のメロンをジュースにしています。

 

 

皆様のご来店をスタッフ一同、心よりお待ちしております。

 

イタリア研修

 

Buongiorno!

 

シェフの大洲です。

 

先日、オーナーとイタリアのシチリア島に研修に行って参りました。

目的としては

現地での家庭料理とレストランでの料理の特徴と傾向を捉える。

現地の食材、現地の味付け、食材の使い方

アグレステでの料理への反映

 

気候はシチリア島も日本同様で冬ですが、昼間は春に近い気温。木々も春のように緑が綺麗で、春を彷彿させる景色。

朝晩は大幅に気温が下がります。

 

シチリア島の食材は主に海産物が多く、カジキマグロ、鮪、メバルカサゴ、イカ、海老、浅利、ムール貝、鰯、鱸、鱈、太刀魚、舌平目と豊富にあり、中でも鰯はアンチョビの原料でもあり、イタリア産のアンチョビと言えば有名。

 イタリア野菜はフェンネル。セリ科の多年草。葉、茎、種全てを使う事ができ、様々な料理に使用します。葉はハーブとして使い、魚料理相性が良い。

もうひとつ、イタリア野菜と言えばアーティチョーク。キク科の多年草。丸ごと蒸して、ガクを一枚づつ剥き、パスタやピザに使用します。

トマト、茄子、玉葱、パプリカ、マッシュルーム、人参、ほうれん草、カリフラワー、セロリ…etc

基本的には日本とそれ程変わらない品揃え。ただ、きのこは旬でないと出回らないようで、冷凍品を使う事があるようです。

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チーズは、本場と国。

シチリアと言えばリコッタチーズとペコリーノ・シチリアーノ。

リコッタチーズはさっぱりとした味わいで、様々な料理・ドルチェにも多用されます。日本では見かける事のない焼いたリコッタと言うものが定番のようで、これもよく多用されます。

ペコリーノ・シチリアーノは硬質チーズで熟成された塩気の強いチーズ。削ってパスタにかけたり、薄く切ってワインと一緒に提供されることが多い。

 

味付けは全体的に濃く、パスタは塩辛く、ドルチェは甘い。味付け自体はシンプルなものが多く、オリーブオイル、塩・胡椒、ビネガー、レモンなどの味付けが多い。野菜が新鮮でおいしいので、余計な味付けはしないのだと思います。中でも衝撃を受けたのが雲丹のオイルパスタで、日本で雲丹のパスタと言えばクリーム系で濃厚に仕上げるのが一般的だが、シチリアは生クリームを使わずに仕上げる事が多いと現地のシェフと話をすることができました。カルボナーラも同様、生クリームは使用せず、日本とは異なった作り方をしていました。

 

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チーズ工房も見学させて頂いて、ペコリーノ・シチリアーノ・モッツァレラを作っていました。

肥料、元気な牛・山羊、しぼりたてミルク、作業工程と余すことなく見せて頂いておいしさの秘密が分かりました。

 

せめて単語と挨拶くらいはと思い、イタリア語を勉強していきましたが、片言イタリア語で何とか切り抜け、自分自身様々なものが身に付きました。

まだまだ書き尽くせない部分もありますので、店にお越し頂いてお料理で皆様にご報告できればと思います。

コース料理をご注文頂いた方が、より新しいエッセンスを感じて頂けると思います。

 

皆様のご来店をスタッフ一同、心よりお待ちしております。

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